【終了報告】ScratchDay 2019 in Aichi
開催日時:2019年5月11日(土)10:00~16:00
開催場所:天白生涯学習センター 第1集会室
概要
Scratchの誕生を全世界で祝うScratchDayに賛同して、 CoderDojo天白では、 通常の例会よりも大きな規模でのワークショップを伴うイベントを開催してきた。今年度は天皇退位・即位に伴う10連休などもあって、ちょっと余裕をもって準備にかかる予定であった。しかし、昨年まで助成してもらった子どもゆめ基金の助成金が得られなくなり、縮小して行おうということになり、ちょっと気落ちしてのスタートとなった。しかし、結果的にはそこそこの数の忍者も集まってくれて、メンター・サポーターの方も気持ちよくやってくれて楽しい一日を過ごすことができた。
イベントの内容としては、CoderDojo天白として、毎回、行っている初心者のためのプログラミング講習、上級者のための作品をもくもくとつくる時間を組み入れた。今まで展示が主であった電子工作では、バギー車でのサッカーレースという形でゲーム感覚にしてくれて、盛り上がりを見せてくれた。
今回の目玉として、いろんなハッカソン経験のあるメンターの参加もあり、ちびっこハッカソンを組み込んだ。最初、参加者がいなくて困り、参加者調整なども行ったが、結果的には成功だったと思う。
受付風景・・・いつもお世話になる五島さんと参加者の皆さん
準備風景・・・メンターさんも初めての顔合わせの人もいたりします
簡単な挨拶とメンター紹介をして本日の始まりです
プログラミング講習
実施時間:10:00~12:00
プログラミング講習では、基本、メインの講師とサポーターを各一人で行い、昼から担当の稲見さん、山吉さんそれにユースメンターのK君は適宜応援するという形で進めました。
ビスケットの部
今回のビスケットの担当はいつもDojoでビスケットをやっている松田さんとサポートで柳本さんにお願いしました。実施メモは松田さんにお願いしました。
メンターの柳本さんと小さいなりに頑張ってくれている忍者たち。
松田さんメモ「もぐらたたきゲーム」
お誘いの力と子供さんへの励ましの力を得て 最初に5人ということで聞いていて、いつのまにか7人になり、資料もぎりぎり間に合いました(^^)/。親御さんがお友達を誘って下さったり、チャンピオンも誘って下さり感謝。
女の子4人男の子3人。年齢的には、ひとり幼稚園の方がみえて、あとは1年、2年生でした。
テーマはもぐらたたきゲーム、メガネ6個でできるシンプルな基本の作品づくりを行 いました。
常連さんのふたりはすいすいと、できてしまうので、えっと驚きました。その後、Sちゃんは、さらに違う動物を増やして作品を編集されていました。
いつもお兄さんときている弟君は、今日は絶好調でした。もぐらをカレーライスにみ たて楽しそうに作っていました。となりでお母さんが励ましてくださっていました。
幼稚園のお子さんにはすこし難しいテーマでしたので、たてよこ斜めに動かすことを お話ししました。きれいな色をあわせて塗るというだけですが、楽しんでくれました 。ちょっと参加が遅れた新人さんには、メンター柳本さんが個人対応してくださいました。
皆さんの作品をみてもらおうとしたら、私のパソコンがネットにつながらず。画像のみですが、ここにつけておきます。それぞれユニークな作品です。
Scratchの部
Scratchの部は瑞穂でチャンピオンをしている佐原さんがメインの講師に名古屋、天白でメンターをしている玉井さんにサポートをお願いしました。
まずは、超初心者向けに、Scratch画面説明から説明する佐原さん
小さい子には親御さんが付いていますが、それらを見回りをする玉井さん
佐原さんのメモです。
Scratch初心者講座を開きました。年齢もScratchの経験も様々なニンジャに対しての講座だったので、年少の初心者に合わせてゆっくり講座を進めました。
資料はCoder Dojo紙屋町からお借りしました。
https://www.coderdojo-hiroshima.com/wp-content/uploads/2019/01/coderdojo-kamiyacho-beginner.pdf?fbclid=IwAR36N2hMYSmrN7NZnaHecemFkviYynk238HmSi4yT3ccjx9qTtKJyoU13Wc
テーマはネコ歩き、ネコから逃げろ!、忍者vsこうもりの3つです。
ネコ歩き、ネコから逃げろ!は難易度が低く、年長から小6全てのニンジャが作り上げることができました。一部のニンジャはスプライトの見た目を変えてオリジナルのキャラクターを作って遊んでいました。ゆっくり進めているので暇な子が出てきて時間を持て余すと思いきや、余った時間で工夫して作品を作り上げており、みんなCoder Dojo向けの子だなぁと感心しました。
iPadを使っているお子様が二人いて、忍者vsこうもりのキー入力ができず困まる場面がありました。キーを使わずに遊べるゲームを作ってもらいましたが、ScratchはなるべくPCで遊んだ方が良いかもしれません。
Scratch+micro:bit の部
天白でチャンピオンをしている松成がメインの講師をし、新しい天白のメンターの木村さんがサポートメンターをしてくれました。
松成の実施メモ
今回はマイクロビットを使ったScratchの応用ということで道路のコースを外れないように操作する一種のイライラ棒まがいのものを作ることにした。まずは、マイクロビットなしで前後左右の矢印キーを使ったScratchのpっプログラムを作り、その後、矢印キーの部分をマイクロビットの前後左右の傾きで置き換えることとした。提示したサンプルは下記に示すものである。
今回の参加者は6人。ちょっと聞いてみると、とりあえずはScratchをやったことがあるし、マイクロビットを触ったことがある子どももいた。
気楽な感じで始めようとしたが、プロジェクターがうまく映らない。ガタガタしたが、みんなに配った資料でおこない、メンターの皆さんにお世話になった。
とりあえずは、サンプル問題はできて、いろいろといじってもらうつもりでした。隣の女の子は道路をくにゃくにゃと描いて楽しんでいましたね。
あんまり、みんなの作品を見て回ることはできなかったが、それなりに奇声を発しながら楽しんでくれたかと思う。
もくもくプログラミング
実施時間:13:00~15:00
午前の講習に続いて、午後は自主的に作品つくりをということで司会をアナウンサーもやって見えるという中井さんにお願いしました。午前の講習が済んだメンターがサポートしてくれました。
実施状況です
Dojoで見かける顔も一部いますが、それぞれに取り組んでいます。
静岡から3年連続で来てくれている高校生忍者もいます。今年は東京と開催日が重なって遠方からの参加者は彼一人のようです
発表風景
まずは元気にシューティングゲームのようでした
母の日にちなんで落ちてくるカーネーションを拾うゲームを作ってくれました。手慣れた感じですね。
バギー車のサッカーゲーム
実施時間:13:00~15:00
マイクロビットの応用としてDojoでずっと作ってきたバギー車の遠隔操縦の完成版といろいろと工夫が入っているサッカー場を使って二人でサッカーレースをするゲーム。山吉さんにもサポートとしてお願いした。
トーナメント制で競技が始まります
稲見さんのコメント
午後から子供さん6名でバギーを使ったサッカートーナメントで遊んでもらいました。
ゲーム前にバギーのリモートの仕組みの説明と、タッチセンサーを使ったゴールカウンタの 説明をしてからゲームを楽しんでもらいました。 ゲームの方は点が入るか入らないかのところで白熱して、声を上げてしまうぐらいの熱中してました。
優勝者はいつも天白に来てもらっているSくんでしたが、参加者の子には楽しく遊んでもらっていたので 少しはmicro:bitに興味をもってもらえて楽しんでもらえたのかな?と思っています。
ハッカソン
実施時間:10:00~15:00
Dojoのメンターをしていて、ハッカソンで活躍している人も多い。今回はそんな岩田さんにお願いしてみた。また、ハッカソン運営者としても活躍している南谷さんも参加してくれたので、今回の目玉としてハッカソンを入れてみた。あと、大学の先生もして見える成田さんにも入ってもらった。
準備中、2~3人で4組のグループができた
4組の皆さん、初めての出会いにちょっと慣れないところもありますね。
発明ということで始まったのでしょうか、、、3組のテーマが決まったようでした。
発表の時間です。電子よみきかせということで、テキストファイルをScratchで選んで、それを読むという内容で、みんなの投票では一位に選ばれました。
大人も交じっての発表です。なにか、持ち込んだ犬の人形が癒しの人形になっているとか・・・・ちょっと、よく聞いていなくて済みません・・・
こちらも二人で自動運転について考えてくれました。ちょっと、まとまり切れなかったようですが、未来の自動運転の話でしょうか。
ドアの閉め忘れ装置を発表してくれました。マイクロビットのジャイロセンサーでドアの回転を検知して、開きっぱなしの時は音を出して警告するというもの。チームワークもよかったけど、残念ながら投票では2位でした。
運営メモ
以下にメンター3人の方の終了メモを付けます。熱心にやっていただいた分、長くなっていますが、貴重な資料かと思います。
岩田さんの実施メモ
「ハッカソン」(hackathon)とは、広い意味でソフトウェアのエンジニアリングを指す “ハック”(hack)とマラソン(marathon)を組み合わせた米IT業界発祥の造語で、もともと はプログラマーやデザイナーから成る複数の参加チームが、マラソンのように、数時間から 数日間の与えられた時間を徹してプログラミングに没頭し、アイデアや成果を競い合う開発 イベントのことをいいます。
企業や各種団体によって開催されることが多く、近年はIT業界以外の分野にも拡大。組織の 壁を超えて優れた発想を取り込み、新しい商品やサービスの創出につなげる“オープンイノ ベーション”の手法の一つ。 なので、新しいモノを作り出す過程を楽しんで欲しいと思っていました。
■ 実施前のイメージは何?
ハッカソンは大人でも人を選ぶので子どもが適切に行動できるとは思っていませんでした。 新しいアイデアを作ってデモすることは相当ハードル高いです。その為、この企画が立ち上 がった当初は、アイデア出しだけで1日終わると思っていてチームに大人を入れないと纏ま らないかもしれない想定だったんです。 でも、結局、やってみないとわからない事もあり、子どもだけでハッカソンをしてみる事に なりました。
【作業項目】
・ハッカソンは何するかを理解する
・自分の発明アイデアを出す
・同じアイデアやいいと思ったアイデア同しでチームに分かれる
・チーム内で役割分担をする(リーダー、発表者、作る人)
・アイデアを磨く ・作る ・発表、デモする
・質疑応答
■ 実施後の感想は?
今回、参加の子ども達は私たちの想定をいい意味で全部裏切ってくれました。子ども達だけ でハッカソン出来たんです~。
【作業項目】
・ハッカソンで何するかを理解する
最初は全体を把握していなかったと思いますが、1つ1つの項目を進める中では集中 して話をきいてくれたので今何をするかを理解できていました。
全員テーマにあった楽しいアイデアを出して自分でアイデアを説明して発表してくれま した。(1日を通して全員理解できていたと思います。)
・自分の発明アイデアを出す
全員楽しい発明のアイデアにタイトルを付けて図解して何をしたいのか説明、発表でき ていました。
・同じアイデアやいいと思ったアイデア同しでチームに分かれる
仲良しの友達同士でチームになりたいと言ってたんです。でも、子ども達にチーム分けの ルールを説明すると同じアイデアやいいと思ったアイデアでチームに分かれることを理解 していました。私からどれか好きなアイデアある?と最初に声をかけたぐらいで自分たち でチームに別れてたので、チーム毎に固まって席替えをしてもらいました。
チーム 作品名 チームメンバー
自由に! 自動読み上げ Jくん(中2)、Sちゃん(小6)、Mちゃん(小6)
森 自動のなにか Kちゃん(中2)、Kくん(中2)
マイクロチーム ドア閉め催促装置 Oさん(小6)、Eくん(小5)、Tくん(小3)
・役割分担をする(リーダー、発表者、ハッカー)
各チームで話して役割を分担していました。リーダーは学年が一番上の子がなるような話し 合いをしていましたが、決めにくそうな雰囲気もあり、特定することはしませんでした。 偶然かも知れませんが、発表者は各チームとも一番前に座ってる子が発表者になっていまし た。ハッカーは真ん中に座ってる子です。三番目に座ってる子はサポート的な役割になって たと思います。二人チームの場合は、サポート的な役割は無かったようです。 3人チームの方が1つの作品を全員で作っていましたし、制作につてどうするか話し合いも 活発に行われていました。
・アイデアを磨く
ここは今回、説明を省いていたので行っていません。時間が無かった事もあり、ハッカソン の一連の流れを体験してもらうことを優先しました。 もし、ここを伝える事が出来たら、作品の売りをはっきり意識した言葉が聞けると思いま す。例えば、どんな時に困ったを解決することができる作品であるかとか今までのゲームと 違って新時代のゲームの推しを意識すると最初のアイデアはまだ浅いことに気がついて深く 考えていくようになるのかなって思います。
・作る
実装はできる子がどんどん進めていた様子です。今回はちびっこメンターが参加してくれ たので作る力は高かったと思います。各チームともに2時間でできるところまでで形にして きました。チーム2の自動化の何かは完成品のだいたい50%ほど出来たところでデモした そうです。
・発表、デモする
普段からデモする事には慣れているから実際に動かして見せるのは得意ですね。どのチー ムもスムーズに行っていました。 利用シーンやシステム構成図があると作ったモノがより伝わったと思います。難しかった ところ苦労したところなどを加えるなど頑張ったアピールしてもいいのになぁと思いました。
◯ 子ども達から優勝したのに拍手だけなの?って質問がありました。
表彰状を用意してあげてたら良かったなぁと思いました。チームの優勝記念写真とか撮っ たりしても良かったですね。
■ 結果
子どもだけでハッカソンすることが出来ました。長時間集中して作業でき、チーム分けも友 達で固まらなかったこと、自分のアイデアを出した事、アイデアを図解して相手に伝えた り、チームで1つの作品を作り、会場のみなさんに作品を発表して投票で優勝を決めること ができました。
全力で頑張ってくれて運営担当はとても嬉しく今日サポート出来てとても良かったです。 子ども達も楽しかったと言ってて本当に良かったです。全てが奇跡的にうまくつながったよ うでいい結果となりました。
運営メンバーの事前準備が十分にされていたことが大きいと思います。しっかりとした座組 みを作ってくださり、当日の文房具や工作する道具など子ども達が十分に力を発揮できたの は南谷さんのアドバイスがあったからだと思います。 当日は、子ども達の様子を見ながら手が止まっていたら誘導してくださった南谷さんと成田 さんのお二人はさすが普段から教育に携わられていることもあり、子ども達に合わせて指導 されていました。強引に導いたりしないんですよ。素晴らしい指導者の方だと思いました。 進行中にも適宜アドバイスくださり勉強させていただきました。初めての子どもハッカソン の担当を未経験の私が参加できて感謝です。CoderDojo天白の皆様ありがとうございまし た!
■ その他、
子どもハッカソンが円滑に進むポイント
・アイスブレイクで十分気持ちがほぐれること
・時間をかけて子ども達のペースで待つこと
・発表者の立候補が出ない時ははじとはじでじゃんけんで決めること
・子ども自身の意思で決めること
・どんどん発表してもらうこと
以上 岩田さん記録
南谷さんのメモ
テーマづけ、アイディアだし
- 「令和をたのしく」
どう位置づけするかが難しかったのですが、ゆるくてよかったかなと思っています。 - ウソ・ホント自己紹介
考えるのは意外と難しいのですが、盛り上がりました。 - アイデアだし
さわったもの→好きなもの、というアプローチが自然でよい流れでした。
子ども向けの自己紹介の方法としては簡単で、わかりやすくて良いと感じました。
子どもが楽しめるものは、大人も楽しめるものです。
アイディア…発明してみよう
発明してみる、という方向付けで。
- 電子よみきかせ…プログラミング、ソフトウェア開発
- 自動運転の何か…シミュレーション
- ドアしめそうち…IOT
期せずして、コンピュータの活用の分野がそれぞれ上手く分かれたと思います。
参加した忍者たちの個性にもよるかもしれません。
コンピュータの活用として、シミュレーションはかなり面白いのですが、「自動運転のなにか」は良いタイトルだと思います。他でもできそうです。
チームビルディング、役割分担
子どもたちには驚かされました。
「ドアしめそうち」は自由な役割分担でお互いの長所がかみあってました、
「自動運転のなにか」は同じテーマで違うアプローチ(鉄道シミュレーション、仮想的なライントレース)でした。別々なのもありですね。
「電子よみきかせ」女の子×男の子 メルヒェン×テック、文学×プログラミングでした。これは夢があって良かったです。(夢があるなんて言い方は大人の目線かもしれませんがorz)
製作…発明品をつくろう
アジャイル開発を誰かに教わることなく、やってのけてしまうあたりには感動しました。
- ユニットごとに分けて、ひとつずつテスト
- プロトタイプがokなら次に
- 複雑なものより簡単な仕組みをみんなで対話しながら
大人を超えていますね。
評価・注目できること
- 「ドアしめそうち」はIOTの装置としてとても高い評価です。もう少しで商品開発に手が届きます。
- 「自動運転の何か」は制御、アルゴリズムが手堅く、技術的に面白いものです。
- 「電子よみきかせ」はscratchの機能を上手く応用していました。読み上げのテキストは青空文庫から、というのもよく考えられています。
カメラで絵本の文章を文字認識、とか最初に話してくれていました。
つくれたら、他のhackathonで入賞できそうです。
発表・ジャッジ
発表も堂々たるものです。質疑応答もかみあっていました。
いずれも外に出して評価がほしいと思いました。
一般的なhackathonだと審査ですが、付せんの投票は良かったです。
伯仲しているのが、一目瞭然でした。
まとめにかえて
忍者の才能と宙子先生のアプローチに助けられたというのが、率直な感想です。
伝え方に負うところもかなりあり、良い組合せでした。女性のメンターって大事だなと感じました。
一度一会なところがあり、次にうまくいくかどうかは難しいところですが、この枠組みは他で十分に応用が可能です。Hackathonのプロトタイプだったわけです。
もう少しグランドルールが必要かと思ったのですが、不要でした。
雑感、感想
Coderdojo らしくソフトウェア、プログラミングよりなのが特徴でした。
もう少し準備して、ジャッジと賞品を用意して、何回かできたらプログラミング教育の先駆的事例になります。というかしてみたいですね。
宙子センセイすっごーーい。
ハッカソンだとものづくりかなあ、と思っていた固定観念を超えてくれました。マーベラス!
こういうことに慣れた子の将来が楽しみです。どんな時代を切りひらいてくれるか、実に楽しみです。
以上 南谷さん記録
成田さんのメモ
▼感想
最初に、松成さん、南谷さん、岩田さんにお礼申し上げます。 ありがとうございました。 私には初めてのハッカソンでしたが、お手伝いさせて頂きまして、大変楽しかったです。
今回の子供ハッカソンは、子供たちにとっても、とても良い成果、体験を得られたのではないでしょうか。 これは、岩田さんの良く練られたリード、南谷さんの周到な準備といった2本柱によるものだと思います。 大変お疲れ様でした。
▼レポート
始める前は、「?」をいくつか抱えておりました。
・子供たちからアイディアを引き出すには?
・コミュニケーション力を問われるグループ作業が、果たして子供たちに可能なのか?
・そもそも、グルーピングをどのようにするのか?
・プロトタイプを作成する時間的な余裕があるのかどうか?
実施した結果と成果
・アイディアを引き出すには、準備(アイスブレイク)が大事
・アイディアを引き出すには、書き出して、見つめて、考えるきっかけを作ることが大事
・グルーピングは、岩田さんのリードで始める時には全員理解しており、私の「?」は杞憂だった
(最初は3人、2人、1人、2人と別れたが、1人になった小学生に声掛けをしたら、自分で参加するグループを決めており、入りたいグループに声掛けのサポートのみで、スムーズなグループ分けが出来た)
・協力して作業を進めるという大人でもハードルの高い作業を難なくこなしていた。
(マイクロビットを使う「ドアを開けたら音がでる」チームは話し合いも盛んに行われている様子だった、「物語の自動読み上げ」チームは、自分のできることを、自ら考えて探して協力しようとする姿勢が、顕著にみられた)
・プロトタイプの完成度は、50%から80%といったところまで出来ていた
・発表の担当も自分達なりにきちんと考えられ、グループの特色となっていた
今後の期待
・参加後、プロトタイプを発展させ、完成度を高める
・子供ハッカソンの機会を増やす
以上 成田さん記録
集合写真
謝辞
今回も多くの人のお世話になりました。今回は助成金がなくて完全な手弁当のボランティアでのお願いでしたが、本当に有難うございました。
午前のビスケットの松田さん、柳本さん、Scratchの佐原さん、玉井さん、+micro:bitの木村さん有難うございました。
午後のもくもくの中井さん、バギー車サッカーの稲見さん、山吉さん有難うございました。
午前・午後ととおしてのハッカソンでは岩田さん、南谷さん、成田さん有難うございました。
いつも、受付でお世話になる五島さん、写真撮影をお願いした石川さん、松田さん有難うございました。
途中、駆け付けてくださった寺島さんもありがとうございました。
はじめのころ、忍者の応募が今一つだったのですが、子どもさんの参加先などをいろいろと変えて調整に応じてくださった中島さん、大田さん、川野さん、岡田さん、安井さん有難うございました。
ユースメンターのSさん、久しぶりのKくん、Jくん、Mくんなどもありがとうございました。
こうやって、みなさんのお名前を書かせてもらっていると、CoderDojoがコミュニティという環境をぼつぼつでも作っているのかと思い感謝の気持ちがわいてきますね。今後ともよろしくお願いします。
Dojo 活動案内
今回の主催はCoderDojo天白でしたが、交流のあるDojoとしてつぎのようなDojo があります。いずれもconnpassで参加者募集をしています。ご自分にあったDojoに遊びに行かれてはどうでしょうか。
CoderDojo 天白
ScratchDojo 原
CoderDojo 瑞穂
CoderDojo 日進
CoderDojo 名古屋
雑感
ScratchDayも自分的には5回行った。最初の動機は、とりあえずこういう名前でDojoの一回を行ってみるかということ・・・
次からは、単にそれだけでは物足りなくて、Dojoに来る忍者の発表の場が欲しいかなという気持ちで・・・
Dojoの忍者の参加が少なくて、初心者講座を行って人集めをしたり・・・
東京のScratchDayは参加者の発表、展示がメインのようだし・・・
次は発表・展示を主体にしたイベントを開催するかな・・・
折角、ハッカソンの種を蒔いてくれたのでこれを発展させるかな・・・
また、一緒にやりましょう。
記録:CoderDojo天白 チャンピオン 松成 文夫